OpenWrt での Wi-Fi 設定

OpenWrt をインストールしたら、まず最初に手を付ける作業が Wi-Fi(Network > Wireless で該当デバイスを Edit)。初期状態では Wi-Fi が無効化されているため、Wi-Fi を有効化しておかないと、有線 LAN で直結していないノート PC(Macbook)から作業できない、というのが個人的には決定的な理由。

設定自体は特に難しくはなく、基本的には 2.4G 帯と 5G 帯それぞれについて、暗号化キーを決め、SSID や周波数チャンネル、出力強度をカスタムしたりする程度。最後に Enable して Save & Apply する。

Device 設定

5G のチャンネルは auto で問題ないと思うが、2.4G の方は auto にすると、12ch 以降が選ばれてしまう場合があり、受信側端末によっては 11ch までしか対応していないこともあるので、手動で 1~11ch を選んだ方が良い。

あと、出力について、OpenWrt や DD-WRT ではパブロフの犬のように「出力が 10mW を超えると日本で違法どーだこーだ」の話になりやすいようだが、物好き者「dd-wrtの電波出力調整に関して」によると:

電波法でいう10mWっていうのは、10mW/MHzです。
このMHzというのは帯域幅のことですので通常のWi-Fiは1chにつき20MHz幅です。つまり10x20=200(mW)までは日本の電波法の許す上限になります。28mWも63mWも可愛いものです。アンテナを4dBi程度のものにしてもまだまだ余裕があります。日本のホテルのロビーや公共施設なんかに備えられてるWi-Fiはもっと強いですよ。

ちなみに特小は1000mWまで無免許で使えますがWi-Fiは特小に含まれてません。

40MHz幅や80MHz幅のチャンネルを広く使って速度をあげる製品も出てますが、文字通りの解釈ですと10x40=400(mW)とか10x80=800(mW)がOKになりそうなものですが、総務省も馬鹿ではないので、40MHz幅の場合は5mW/MHz、80MHz幅の場合は2.5mW/MHz、160MHz幅の場合は1.25mW/MHzと明記してます。それなら最初から200mWまでって書けば良いのにと思いますけど。

ということらしい。例えば Buffalo WZR-HP-AG300H の OpenWrt の設定では、最高でも、規制上限 200mW の 1/3 未満の値の 63mW までしか設定できない。

Wireless Security 設定

2.4G 帯と 5G 帯それぞれ、ESSID や Encryption、Key を設定し、とどめに KRACK 対策を有効化した。

Encryption
WPA2-PSK/WPA3-SAE Mixed Mode
Key
他の家族の利用も考えると面倒臭いので、本体のラベルに記載されたものをそのまま流用した。

ちなみに、KRACK 対策は少々のオーバーヘッドと引き換えになるようであるが、公衆 Wi-Fi だとかのよほどのトラフィックの激しい環境でない限り、そこを気にするよりも、セキュリティの向上を採りたい。

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