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お経(仏式)と祝詞(神式)

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動画 1 話目: 616:本当にあった怖い名無し:2010/03/27(土) 21:59:28 ID:Ia1evdyp0 オカルト板に初めて来ました。 かなり怖がりな性格なので、敬遠しつつも興味はあったんですが。 せっかくなので、自身の不思議な体験でも書いていきます。 長くなるかも知れませんし、他の方の書き込みに比べたら 怖くもなんともないでしょうが、ちょっとだけ場所を貸してください。 私の家系は、ちょっと「勘が利く」といいますか 霊感が強い傾向があります。特に母は所謂「予知夢」なんかを見たり 人の隠し事を察知して、言い当てるなんて事もしばしばです。 まぁ、母親の勘とか女の勘とか、そういう類なのかなって感じもしますが。 しかし、霊が見えるというわけではなく、とにかく「察知する」ってだけです。 それは私の兄たちも同じで、次男は結構洒落にならない体験もしてるようです。 因みに、父は全くそういうものは働きません。「勘」のかの字もないってタイプですw 617:2:2010/03/27(土) 22:14:13 ID:Ia1evdyp0 そして、母や私達兄妹に共通するのが「金縛り体質」です。 先に書いた、兄の洒落にならない体験も、殆どがこの金縛りに関する出来事。 けれど私は、兄が「この部屋では寝れない」と泣きを入れるような場所でも 全然平気で何事もなく眠れたため、自分には霊感や不思議体験など無縁なんだな と思っていました。 そんな中、私が高校生になった頃、実家の隣にお寺が建ちました。 窓を開ければ寺があるって環境は、あまり好ましいものではありませんでしたが 綺麗な真新しい建物だったので、気持ちが悪いとまでは思っていませんでした。 ですが、その頃から私までも金縛りに遭うようになったのです。 内容としては、ありきたりですが…こんな感じです 夜中、突然目が覚め(正確には意識だけ醒める)と同時に身体が動かなくなり 部屋の中で、女性のクスクス笑う声が聞こえました。 「あ…ヤバイ。これは目を開けてはダメだ」 そう思い、とにかくそのままジッとしていたんです。 619:3:2010/03/27(土) 22:28:13 ID:Ia1evdyp

心霊スポット潰し

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動画 1 話目: 789:本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2017/09/24(日) 18:18:25.38 ID:HqtJF4g90 友人に「心霊スポット潰し」みたいなヤツがいるんだけど、ここで書いてもいいものでしょうか? 795:本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2017/09/25(月) 01:52:18.10 ID:YfFbw8wj0 789です ではお目汚し失礼 別に怖い話ではないんだけどね あと神社生まれは出てくるw 心霊スポットを潰してるのはオレの幼なじみ(以下A) 潰してるっていうか、本人に自覚みたいなのは無いし、ヤツはオカルトをそもそも信じていない 事の始まりはオレが高校生のときだから、もう10年近く前で、当時、オレとAは違う高校に通ってた ある日、高校で新しくできた友人Bの家が「ヤバい」という話を聞き、みんなで泊まりに行ったんだ なんでも昔っから怪現象が多発して、泊まりに行くと必ず怖い思いをして帰ってくることになるとのこと Bと同じ中学のヤツらには有名な話らしい それなら是非見てみたいと、オカルト少年だったオレと、家が神社ってだけの理由で隣のクラスのC、あと2人ほど加えたメンバーで突撃したのね ちなみにCは、本人曰く零感で、祓ったり清めたりなんかは全然できないそう 実家の神社もちっちゃくて、親父さんは神主しながら林業?とかやってたから、あんまりご利益ない(失礼)のかなと思ってた そしていよいよBの家へ 見た目はちょっと古いけどフツーの一軒家 モルタル?だっけ?の壁が剥がれかけてて、若干不気味なくらい ただCの顔が強張ってたので、「なんか見えんの?」と聞くと「わかんない、けど寒気がする」と ちなみにこの日は、Bの両親は仕事で不在、3歳下の妹も親戚の家に泊まりに行ってるとかで、B家には誰もいない状態だった(まぁそういう日を選んだんだけど) 印象的だったのが、Bの母親からの置き手紙で、「何があっても慌てたりしないで、冷静に。何もしなければ何もされないから」みたいなことが書いてあって、ちょっとビビった 796:本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2017/09/25(月) 01:53:41.11 ID

餓鬼を拝む

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動画 1 話目: 326:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 18:53:44.65 ID:binLG/0D0 俺は今33歳。この話をしてくれた友達も同い年。幼稚園からの仲だ。小中高と同じ学校に進学し、お互い高卒で就職した。俺は地元で就職したが、友達は地元を離れ他県のとある町の食品関係の会社に就職した。ところが10年程前、突然仕事を辞めて地元に帰ってきた。当時は俺含め仲間連中は仕事を辞めた理由を聞いたが、なぜかはぐらかして教えてくれなかった。次第に誰も辞めた理由を聞かなくなって、俺自身もそこまで興味なかったので聞かなくなった。 327:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 19:04:21.44 ID:binLG/0D0 ところが先日、その友達と2人で飲むことになり他愛もない話をしながら飲んでいたら友達の方からその話を振ってきた。 友「 なあ、俺が地元を離れて就職した会社を辞めて地元に帰ってきた理由聞きたくないか?」 俺も全くそのことが頭になかったので、友達の方から話を振られてなんで今更?となったが、そう言われると気になってくる。 俺「 そういえば当時は全然話してくれなかったな。話していい内容だったのか?」 友「 いや、10年も経ったしもういいかなって。」 そう言ってグラスに半分ほど残っていたビールを飲み干すと、ポツリポツリと話し始めた。 328:本当にあった怖い名無し:2023/04/15(土) 19:24:05.82 ID:binLG/0D0 友達の話を要約すると次のような感じになる。 俺たちの地元は田舎なんだけど、その友達が働いていた会社があるのも同じくらい田舎だった。田舎と言ってもそこそこ栄えた市の中心部に近いところにその会社はあった。友達は営業部で働いていたらしい。 友達が辞める半年ほど前、この営業部に中途で50代半ばくらいの男性が入ってきたそうだ。仮にAさんとする。このAさんがちょっと、というかかなり変わった人だった。なんでも「 色んなところに住んでみたい。」という思いから、若い頃から定期的に転職して各地を転々としていたとか。年齢的にもよく採用されたなと思ったが、かなり仕事ができる人らしい。この会社の社長も変わった人で、採用

ヒダル神

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動画 2話目: 374:本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:17:20.31 ID:HudIAfDq0 地元にある舞子墓園ってとこで自分と友達が体験した話 自分の人生の中で唯一といっていいくらいハッキリ異常だと言い切れるおかしな体験だった そこはそこそこ大きな下り峠の中に墓園を作ったような場所で、それなりに色々な噂はあった 夏になれば自分も友達と一緒に肝試しをしたり写真を撮ったりしたけど、一度も心霊的なことは起こらなかった そんな夏が過ぎた冬のある日の夜、遊びにいった帰り道友達とチャリを押しながら「近道なるし墓園通って帰ろうや」という話になった 墓園は結構急な上り道なだけあって確かに近道になる、二人でチャリを押しながら墓園に入っていった 世間話をしつつ墓園の中の車道を進む ここは基本的に灯りが無いので、車が来たらすぐにわかる 中程まで進み、街灯が全く無い曲がり道に入った辺りで何かがおかしいことに気づく 自分達の周りが異常なまでに暗い 暗いなんてもんじゃない、ほとんど視界がゼロ、手元以外何も見えない 本当に何も見えない いつの間にか会話が無くなっていた友達に声をかける 友達の顔も真っ暗で見えない 「なぁ、そこおるよな?」 「うん・・おるで」 「ちょっと暗すぎへん?」 「やっぱそうやんな・・」 「なんかおかしない?」 「おかしい、おかしいでこれ」 375:本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:29:27.87 ID:HudIAfDq0 絶対におかしい いくら夜で街灯が無いからって、ここまで真っ暗になるなんておかしい とにかく前に進むしかないと思っていたら、今度は何かグニャグニャした感覚がする 目の前がモザイクかかっているみたいにグニャグニャしてる 「なんかグニャグニャせん?」 「する、めっちゃ気持ち悪い」 なんかもう自分がどの方向に進んでいるのかがわからなくなってきた というか前に進んでいるのかどうかもわからなくなってきた そのくらい真っ暗 そして、ここからは今思い出しても鳥肌が立つんだけど 急に「もう動きたくない」「ここにいたい」「もう何もしたくない」 っていう感情が

残存思念(残留思念とも)の方が霊よりも危険なのか?

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シークエンスはやともの動画のお勧めが YouTube で出ていて、残存思念(残留思念とも)の危険性を解説したものがあり、観てみたのだが: 僕の理論では、残存思念というのはエーテル体のものであり、幽霊というものはエーテル体に依存している、弱い存在であるということ。一方で、悪霊(やその反対の善霊)などの精霊界の神霊は、アストラル体に依存しており、幽霊とは比べものにならないほど強力で、そこが悪霊が幽霊に比べて恐れられている理由だというものである。 はやともの見解では、心霊スポットに行くなどして、直接、残存思念が心の中に入ってきた時の危険性を言っている。これは、視点を変えると、残存思念がヤバイのではなく、残存思念が「心の中に入ってきた状態」がヤバいわけである。この時、実質、霊に憑依された状態を意味している。だからヤバイのではないかと、僕は思う。 一方、はやともは残存思念に比べて、魂のある幽霊の方が、そういうことにはならないので、残存思念よりも危険性が低いと言っている。これは要するに、幽霊を幽霊と認識している状態においては、幽霊に憑かれておらず、その外側から眺めているから、そういう状態に見えているのではないかと思う。

霊が降りて来る女性の真相(シークエンスはやともの動画より)

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幽界インタビュアーと名乗る視聴者(動画の声の主だとすると男性?) 幽界インタビュアー氏の友人の霊感体質の40代既婚女性。彼女は元々霊視的な霊感能力はあったが、それだけで、霊媒(憑依させて対話する)能力はなかった。 幽界インタビュアー氏とその女性が一緒にいる時には、その女性はよく憑依状態になる。 憑依された時の霊たちとの対話から情報を構築した結果、女性の魂には「窓」があるので、霊が見える。幽界インタビュアーの魂には「扉」があるので、その扉を使って生者(この場合、近くにいるその霊感女性)に入り込んで(憑依して)話すことができる。 視聴者の文章をよく読んでみて、以上のような内容だと理解したが、シークエンスはやともは、ちょっと別の話に誤解しているような気がする。短い文章なので、分り辛いので仕方がないとも思う。 はやともは「窓」の意味を、憑依させる能力のように解しているのだが、僕は上記のように、普通に、「見える体質」のことを「窓」と表現しているに過ぎない気がした。一方、憑依は、この女性ではなく幽界インタビュアー氏の影響が原因だという話ではないかと。おそらく、相手がその女性でなくても、一定以上の霊感体質の人に対しては、幽界インタビュアー氏が側にいると、同様の現象が起りやすいのではないかと思う。幽界インタビュアー氏の能力は、言ってみれば、神社の神主などが、儀式などによって、他者を何らかの神霊に憑依させるような、そういった力である。「 審神者 さにわ 」能力と言ったらいいだろうか。 紙に書いた刀の絵を燃やす この話は典型的な道教などの「冥銭」(金銭を模した紙を燃やして死者に送る儀式)と呼ばれるものと同じ発想で、陰陽道から来ているものだろう。 同じことを刀についてやっているわけである。 しかし、ここで注意したいのは、これは我々物理次元に生きる者にとって、実際の刀を死者に与えずに代わりに紙で描いただけのもので済むから「安あがり」かというと、単純にそうでもないという点である。 物理次元と霊的次元の二重レイヤー視点で考えた時、霊的次元では確実に、実際の刀に匹敵する価値のものを、相手に与えているのである(cf. 「 供物の味は失われる 」)。中国の「冥婚」というものもあるが、物理次元の現世においては、単なるオママゴト的な儀式に過ぎないが、おそら

山神に貸した右手

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動画 1 話目: 185:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/10/27(木) 22:02:41 ID:Wu2V5BPx0 知り合いの話。 彼の奥さんが寝ていると、深夜誰かに起こされたという。 「もし」という呼び声で目を覚まされたのだが、枕元には誰の姿もない。 寝惚け眼なのであまり奇怪にも思わず、布団の上に正座して見えない客人に 応対していると、どうやら次のようなことが判明した。 「突然仕事が舞い込んで来たのだが、今のままではとても手が足りない。  どうか近所のよしみで、貴女の手を貸しては頂けないだろうか?」 近所付き合いを大事に考えている奥さんは「いいですよ」と即答していた。 近所って何処の家? 仕事とは何? 自分は何をすればいいの? なぜかそういう類いの考えが、まったく頭に浮かばなかったという。 すると「ありがとう」という応えがあり、そこで初めて頭がシャンとしたが、 声の気配は掻き消すように消えてしまう。 変な夢を見たわね、そう思い再び就寝した。 翌朝目覚めてみると、何とも困ったことになってしまっていた。 右手の感覚が失くなっているのだ。肩から下が、動かすことは出来るのだが、 神経が死んだかのように何の触覚も伝えてこない。 突付かれてもそれがわからない程の症状だったという。 186:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/10/27(木) 22:04:28 ID:Wu2V5BPx0 (続き) 大慌てで病院にかかったが、精密検査の結果はどこにも異常がないと出た。 困り果てて、もうこうなったら大きな街の病院に行くしかないかと夫婦で話し 始めた頃。丁度、変な夢を見て一週間目の夜だった。 やはり深夜過ぎに「助かったよ。迷惑をかけたね」という声を聞いた。 果たしてその翌朝、右手はすっかり元通りに復活したという。 近所のお婆さんが言うには、そりゃ山の神様だろうと。 なんでもこの辺りの山神は手足が一本ずつしかないそうで、手が足りない折は 里まで人手を借りに下りて来る慣習なのだそうだ。 「神様って一体、山の中で何の仕事をしているのかしらね?」 奥さんはそう言って小首を傾げていた。 187:雷鳥一号

邪神に奪われた右腕

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13:本当にあった怖い名無し:2010/03/25(木) 00:04:28 ID:DPDXOqQS0 長いので支援してくれたら嬉しい。長文不可はスルー推奨。 近所に家族ぐるみで懇意にしてもらってる神職の一家がある。 その一家は、ある神社の神職一家の分家にあたり、本家とは別の神社を代々受け継いでいる。 ウチも住んでいる辺りではかなりの歴史がある旧家の分家で、そこの神職一家が非常に気さくで 人当たりの良い人達ばかりということもあってその神職一家と非常に仲良くさせてもらってる。 最近そこの次男Aさん(と言っても30半ばのオサーン)に聞いた話 なお、よくわかんなかった言葉とかは後でググったりして補足してる 最近、新車を買って、そこの神社で交通安全祈願をしてもらった時のこと。 その後に社務所で事務仕事してたAさんに声をかけて世間話をしていた。 俺「Aさんって今は事務方メインの仕事されてますけど、昔は祭事とかお祓いとかされてたん   でしょ?もの凄い悪霊を祓ったことがあるみたいな感じの怖い話とかってないですか?」 A「確かにお祓いもしてたけど、まず何かに憑かれてる人が来ること自体がないからね。」 俺「どういうことです?」 A「普通は、今日の君みたいに悪いことが起きませんようにってことで厄除けに来るんだよ。   何かに憑かれてるようだから祓って欲しいと言って来る人自体がすごく稀だし、   しかもそう言ってる人も大体が思い込みの場合が多いからね。   知ってる限りではそういう人が来たことは一度も無いよ。本家には極稀に来るらしいけど。」 俺「思い込みですか・・・じゃあ、怖い話ってそうそうあるわけじゃないんですね。」 A「お祓いじゃないけど、ホントに怖い体験をしたのは1回だけだね。」 俺「え? あるんですか。どんな幽霊だったんです?」 A「いやいや、所謂幽霊なんぞだったら大して怖くないよ。天神様や大魔縁とも呼ばれた崇徳天皇   首塚で有名な将門公みたいに神格化までされてるような例外はあるけど。」 俺「それじゃあ、一体何が相手だったんですか?」 A「ここではちょっとあれだから、場所を変えようか。」 そう言ってAさんは神社の境内から少し外れた山際のベンチまで俺を連れてき

供物の味は失われる

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動画 1 話目: 561:本当にあった怖い名無し:2013/11/21(木) 14:23:49.89 ID:mrkryv8v0 夜釣りやってたんだけど普通4,5人はいる堤防で一人だった やったラッキー、仕掛けが横に流れても気にしなくていいと思ってご機嫌で釣ってたんだわ 満月の大潮で条件的に申し分なかったんだけど その時は月が丁度真正面に来てた 月が煌々と明るいのだけはいただけない なぜかわかんないけど魚が食い渋る と、思っていたら頻繁に強い当たりが来る しかし上げてみると魚が乗って来ない 餌もついたままの場合が多い 釣り師は当たりの特徴から何の魚かを推理するのが好きだが このパターンは初めてだ 562:本当にあった怖い名無し:2013/11/21(木) 16:02:46.76 ID:mWp0hQhz0 変だな・・・ 何度か肩透かしを食らいながらもめげずに仕掛けを振り込んだ 今度は仕掛けが沈んで電気浮きがすーっと立つとすぐ横にポコンと丸いものが浮かんだ 海は正面にある月の光を反射して揺らめいていたのでこちらからはその物体は逆光で真っ黒だった 大きさにしてボーリング球ぐらい ん?係留用のブイか? しかしその球体はすぐにスっと沈んだ え?スナメリ?いやスナメリなら止まったりしないし頭を出したら潮を吹く アザラシ?こんな南にいるのかな、ウなら首がついてるし・・・ その時は何らかの動物が仕掛けにイタズラしていたのだろうという事で納得した 566:本当にあった怖い名無し:2013/11/21(木) 16:56:31.50 ID:XBfAFnIS0 それ以来ピタリと当たりが止まり、少し苛立っていた 俺は竿を置いて座っていたクーラーの小口からカップ酒を取り出した 風が止まって海が鏡のように凪いでいる スルメをモグモグと噛みながらカップ酒を飲み干した 俺は落ち着きを取り戻し「ふぅっと」息をして気を取り直した クーラーの上で座ったまま体を90度捻ってヘッドランプを点け クーラーの右隣に置いてあった道具箱を空けると ベタ凪ぎなら辛うじて見える小さい浮きを取り出した どんな小さな当たりも見逃さない作戦だ そしておもむろに

鬼女の影(シルエット)

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動画 1 話目: 588:本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 22:38:08.34 ID:SbZN7MgF0 どことは書かない。 そして長い。 あまり怖くはないかもしれないが、これは、先日、友人から聞いた話。 ある気妙な経験から仏門に入った友人が、この震災を期にまたつきあいが始まったんだ。 震災後の安否確認の連絡網から、消息不明だった友人、仮にAと連絡が付き、震災も落ち着いた頃に一緒に茶でも、と言う話になった。ま、坊さんに酒でも、と言うわけにもいかないからね。 そいつは、大学時代オカルト研に所属していて、別の友人の帰郷先の昔話をオカルト研の仲間と実践して酷い目にあって、紆余曲折の末今は僧侶見習いをしている。と言うかもうじき一人前になるらしい、なにをもって一人前か知らないが。 今はずいぶんと修行の成果があったのか、学生時分の浮ついたところがなくなり、落ち着いて昔話もできるようになった。Aも仏門を叩くことになったきっかけの事件からも不思議な体験を重ねたらしく、修行中出くわした出来事を話してくれた。 Aはお使いで関東のあるお寺に向かっていたのだが、何せ修行中の身、駅からかなり離れているそのお寺まで徒歩で向かっていた。 これも修行の一環らしい。 その途中、山を削って通っている線路の上の陸橋を渡ろうとした時、1人の老人が陸橋脇にしゃがみこんで、お地蔵さんに手を合わせていたそうだ。Aも見習いとはいえ坊さんの端くれ、その老人のわきで手を合わせたんだそうだ。 すると、その老人はAにむかって深々とお辞儀したあと、Aをじっと見つめるとこういったんだ。 「あんた、鬼と何か関わったことがあるね?」 Aはびっくりして老人に問い返すと、老人はこの地蔵の事を話し始めた。 589:本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 22:43:26.62 ID:SbZN7MgF0 「このお地蔵さんはな、鬼女を鎮めるためにあるからの」 老人の話だとこのあたりには昔、人を喰らう鬼女が住んでいたそうだ。 どこから流れ着いたのか、この山道(当時)通る村人や、旅人、子供をさらい、 時には色仕掛けで誘っては、むごたらしく殺しては喰らっていたそうだ。 もちろん、時の領主は討伐の兵を派遣し